FACE展2016に行ってきました
FACE展2016を見に、東郷青児損保ジャパン日本興亜美術館に行ってきました(3月27日(日)まで)。新宿駅西口の損保ジャパン日本興亜本社ビルの美術館の入口から専用のエレベータで42階へ、高層階にある美術館です。写真撮影可(ただし、フラッシュはダメ)でした。
思い切り力の入った、大きな作品がずらりずらりと並んでいたのは、圧巻でした。それでは気になった作品から。
滝浪文裕さんの「最初の晩餐」(2015年130.3x162cm油彩・キャンバス)は、お母さんと小さい三人の子供の食事風景です。お母さんは一番小さいお子さんの面倒を見ています。お父さんの姿は見えませんが、お父さんは絵を描いているということかな? お母さんは、あまりご機嫌が良いようには見えませんが、「あんた、何のんきに絵なんか描いてるのよ」と言っているようにも見えます。 現代の聖母子像とも言えそうです。
中山紘樹さんの「Danchi Mode」(2015年194×162.2cm油彩・キャンバス)は、ちょっと昭和風の団地のベランダ15軒分の風景。布団や洗濯物が干してあったりして、お天気が良いのでしょうね。それぞれのお宅の生活が感じられて、懐かしい雰囲気を感じました。
渡辺泰史さんの「Last Man Standing」(2015年193.9×162.1cmエアブラシ・アクリル・石膏)には、やはり昭和を感じさせるコカ・コーラのびんが画面からはみ出して大きく堂々と描かれています。コカ・コーラのびんと遠景の工場の煙突とを対比するような構成です。コカ・コーラのびんは画面から少し手前に盛り上がりっていました。この部分は石膏でしょうか? ネットで調べてみると、コカ・コーラの絵にはいろいろなバージョンがあるみたいですよ。
奥村彰一さんの「逍遥吉祥連峰」(2015年 198x130cm墨・岩絵具・和紙・三彩紙)若い女性が二人、一人は金色の鯉、もう一人はうさぎを抱っこしているようです。タイトルは二人の女性を山の峰に譬えているのでしょうか。おねえ山水にもいろいろなバージョンがあるようです。今回は、いつもより、少しよそ行き顔のように見えました。
今井陽子さんの「みずかがみのすみか」(1995年194×130.3cmミクストメディア・綿麻布)水面に蓮の葉が浮いていて、水面には向こうの青空や木々が映っているようです。よくみると水の中には蛙が泳いでいる。気持ちよさそうです。いっしょに泳ぎたいな。
小川直樹さんの「彷徨」(2015年194x162cm油彩キャンバス)暗い背景の中に無数の光がちりばめられています。遠くから見ると夜の水面の反射を連想しましたが、近くで見ていると画面に吸い込まれるような錯覚を覚えました。
森裕子さんの「空中ブランコと刺繍」(2015年162×130.3cm油彩・アクリル・キャンバス)室内に置かれたテーブルの上には、制作途中の花柄の刺繍が広げられています。その向こうに窓が開いて、遠くに少女が空中ブランコをしているのが見えます。画面全体が光に満ちあふれていて、どこまでが室内で、どこからが窓の外なのか、もはや判然とはしません。
作品リストがダウンロードできます。図録はミュージアムショップで1000円でした。図録には作家の略歴も書かれていますよ。
