今堀邦子展に行ってきました

今堀邦子展 —多視点・多焦点絵画の末端— <群れることの意味2015-16> を見に、ギャラリー檜B・Cに行ってきました。

Kuniko Imahori Solo Exhibition held in Gallery Hinoki, Kyobashi, Tokyo, showing a new type of abstract oil paintings in the era of computer animation using classical multi-view and multifocal technique.

地下鉄銀座線の京橋駅を出て、警察博物館を左に折れ、二つ目の通りに個展の看板をみつけました。エレベータで二階に上がると、ギャラリー檜B・Cがありました。

Imahori_01入口の看板

近くから、遠くまで、球形のものがたくさん描かれています。卵のようにも見えますし、風船のようにも見えます。やわらかそうにも見えるし、硬いようにも見える。延々と連なりながら、動いているようです。一瞬、写真かな、とも思いましたが、近くでみると、間違いなくキャンバスに描かれた油絵でした。

Imahori_03作品

こちらの卵たちは、色とりどりで、しかも鮮やか。上から下に、あるいは、下から上に、動いているようにも見えます。

Imahori_04作品

こちらの作品は、かなりの横長です。卵たちは、集まったり、離れたりしながら、ポンポン、リズミカルに跳び回っているようにも見えます。

Imahori_02作品

作者の今堀さんのお話しを伺ったところ、これらは、卵とか風船とか、何か具体的なモチーフを見ながら描いているわけではなく、すべては今堀さんの頭の中で構成した、その意味では抽象画なのだそうです。展覧会のタイトルにもなっている多視点・多焦点という技法は、バチカンのシスティナ礼拝堂の天井画にも使われているような、古典的な技法なのだそうで、見る人が画面に入り込んでいるような錯覚を覚えてくれれば、成功とのこと。そういわれてみると、確かに、自分が卵の群れの中に入り込んで、一緒に押し合いへし合いしながら、動いているかのような感じを受ける、楽しい体験でした。「コンピュータ・グラフィクス、コンピュータ・アニメーションの時代の新しい抽象画」とのご説明は、なるほど、わかりやすかったです。