第52回神奈川県美術展に行ってきました

第52回神奈川県美術展を見に、神奈川県民ホールに行ってきました。みなとみらい線の日本大通り駅から歩いて5分ほど、山下公園の近くです。

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とても楽しく拝見しました。アートは、時代を映す鏡のようですね。それでは、まことに勝手ながら、気になった作品をご紹介します。

kanagawa_2016_03 三崎口 千葉純子さん

おばあさんが、スイカとカボチャを売っているようです。スイカもカボチャもおいしそう。おばあさんの顔の表情も「おいしくできたよ、買っていきな」と言っているようです。

kanagawa_2016_04 標本 高松由佳利さん

とはいえ、皆が皆、豊かな時間を過ごしているわけでもなさそう。夜の電車に一人、仕事に疲れてうたたねをしているご様子。本当に、お疲れさまです。くれぐれも乗り過ごさないように気をつけてくださいね。明日は、きっと良いことがありますように。

kanagawa_2016_01 なんで生まれてきたの 杉山衿香さん
kanagawa_2016_05 わからない 民長桃香さん

この二つの作品のタイトルをつなげると「なんで生まれて来たの?」「わからない」に、なってしまいます。本当に、なんで生まれてきたんでしょうね? ちっとも、わかりませんね。

kanagawa_2016_06 鞄の人 石山友梨香さん

そんなときは、鞄の人になりきって、時間をやり過ごすのも一つの生き方なのかもしれません。なんとなく、そんな人が、多いように見えますよね。

kanagawa_2016_10 観察 三浦なつみさん

なるほど、観察する人になりきってしまって、観察対象に溶け込んでしまう、という手もありそうですね。意外に良い方法かもしれません。

kanagawa_2016_07 海の声 矢沢進さん

現代の聖家族の像でしょうか? ちょっと窮屈そうではありますが、家族という関係の中に身をおいてしまえば、ある種の安定感は得られるのかもしれません。とはいえ、「こんなところで、私、何しているのかな?」と、言いたげな表情をしているようにも、見えますが….

kanagawa_2016_08 Triplicate X 興梠優護さん

仲良しの同性の友人と完全に密着し一体化するのも良いかもしれません。本当にそんなことできるのかな?

kanagawa_2016_09 永遠の森「再会」 I 大庭京子さん

仲良しのパートナーと楽しく過ごすのが一番。でも、どことなく、嘘っぽさも、付きまとっているように見えてしまうのはなぜでしょうか?

kanagawa_2016_13 I’m going home 小平功一さん

kanagawa_2016_12 Can I Swim? ASADAさん

そうそう、体を動かすのは、気分も爽快、健康にも良いですね。”Of course, you can!”

kanagawa_2016_11 LOVE & PEACE 薮田凱斗さん

“Yes we can!” 今は、不可能にしか見えないことでも、もしかしたら、ひょっとしたら、いつかは、可能なことに変えることだって、あるのかもしれせんしね。そんな風に、信じてみたい。

kanagawa_2016_14 天と人の災禍 永山勲さん

なんで生まれて来たのか、わからない人にも、わかっている人にも、そんなことはお構いなしに、自然災害は、ある日突然やってくるようです。最近、こんな映像をよく見るような気がします。「なんでこんな目に合わなきゃいけないの?」という声が聞こえてきそう。

kanagawa_2016_15 地霊KUMAMOTO 磯野悦郎さん

そうそう、今年は熊本の地震もありました。磯野さんは、かわさき市民アンデパンダン展にも同じタイトルで出展されていました。今回は、同じモチーフが5個描かれています。ご本人によると、このモチーフ、人知の及ばない地下に蓄積した巨大エネルギーの開放を表現されているそうですが、何かに似ている、何だろう。そういえば、築地本願寺のインド風建物の正面からみると、こんな形にも見えますね。

kanagawa_2016_16 gate 河合真里さん

おや、こちらにも似たようなモチーフが… こちらのタイトルはgate、門ということですね。果たして、どこに続く門なのでしょうか? そういえば、浄土真宗の信者のことを門徒と呼ぶそうです。

kanagawa_2016_17 光降る 坂本久美子さん

樹々を通して射してきた光にふと気が付いて、上を見上げる。美しいと感じたものを、美しく表現されていて、とても心地よく感じました。拍手です。