五美術大学連合卒業・修了制作展に行ってきました
平成28年度第40回、東京五美術大学、連合卒業・修了制作展を見に、国立新美術館に行ってきました。
国立新美術館では、草間弥生展が始まったばかりで、展示会場の前では、たくさんの人が入場待ちの列を作っていました。
東京五美術大学というのは、武蔵野美術大学、多摩美術大学、女子美術大学、東京造形大学、日本大学芸術学部、のこと。ポスターに描かれた5本の指は、五つの大学を意味しているようです。
草間彌生展の賑わいをよそに、エスカレータで二階に上がり、先ず武蔵野美術大学の展示会場に入ってみました。どれもこれも、大作、力作ばかりです。
こちらは、4枚組の版画の作品のようです。それぞれ1枚ずつでも独立した作品として成り立つようですが、4枚並べても一つの作品として鑑賞できるようになっています。色合いも、構成も、繰り返しは一切使わず、なかなか洗練された感じ。
大きな金色の月を背景に、黒猫が不敵な笑いを浮かべているようです。黒猫の目も金色。よく見ると、背景の月には、なぜだか猫の影が映っています。お見事。
引き続き、1階の展示会場です。
実物大の自画像のようです。何もない背景の前に、黒い作務衣のようなものを着て、立っています。右手には絵筆。作務衣は絵の具で汚れています。今まさに作画中という感じ。直球勝負がすがすがしい。でも、左手にもっているのはスマートフォン、というあたりが、いかにも現代的です。
色とりどりの人の頭部が、ベルトコンベヤーに載って次々に運ばれている。色は違っていても、顔の表情は、全員、同じような薄ら笑いを浮かべている。本当にうれしいのでしょうか? タイトルはRUSH
、毎朝毎晩、通勤電車に乗っているものにとっては、いささか、身につまされるような思いです。石田徹也の世界観に通じるところもありそうです。
東京造形大学、三輪奈保子さん、Winter dust no.3
黒い線が格子状に描かれているだけのシンプルな構成ですが、線の太さや、色の濃淡、にじみ方の違いで、立体的に見えるところが、面白い。
ご紹介したい作品は、まだまだ、たくさんあったのですが、とても紹介しきれません。若いエネルギーと、一生懸命さとに、ただただ脱帽するばかり、圧倒される思いがしました。皆さんお疲れ様でした、そして、これからも、頑張ってほしいです。
なお、各大学の展示会場の受付では、五大学の全作品の出品目録を配布していました。これは良い記念になりそうです。




