滝本優美展に行ってきました

銀座のコバヤシ画廊で開催中の滝本優美展を見てきました。この個展は、「画廊からの発言 新世代への視点2018」の一環として開催されたものだそうです。

地下鉄銀座駅のA12番出口の階段を上り、松屋銀座の前に出ました。東京でも毎日毎日、最高気温が35℃を越えるような暑さが続いていますが、今日も一段と暑い。暑い中を汗をかきかき歩いて、表通りから二本目の路地を入ったところ、すぐにコバヤシ画廊の看板が見えてきました。

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滝本優美展の看板

階段で地下におりたところが、個展の会場の入り口になっていました。展示会場はさすがに冷房がきいて涼しく、やれやれほっとしました。滝本優美さんが在廊されており、直接お話しを伺うことができました。

滝本さんは、以前”YUMI”という画号を使っておられましたが、今年の4月からは本名の「滝本優美」を用いて、作品を発表されることにしたそうです。大学院を卒業されて、いよいよ作家としての覚悟を決められたのかもしれません。一昨年のJINEN GALLERYでの「YUMI個展」以来、今回で2回目の個展だそうです。

メイン展示会場の壁には、100号スクエアの絵が6枚展示されていました。いずれのモチーフとも、ご自宅付近(大崎)の風景を元にされたとのことです。基本的な手法自体は二年前から変わっていないのだそうです。

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この作品はビルの間に夕陽が沈むところだそうです。太陽の色と形がやわらかく描かれており、都会の一日の穏やかな終わりが感じられます。

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こちらは、夜の風景でしょうか? 柱の向こう側の、暗闇のさらに向こうにかすかな家の光が見えるようです。

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坂道の登り口でしょうか? 坂道の少し登ったところは横道もあるようです。あの坂道の向こうにはどんな景色が待っているのか、思わず歩いて登ってみたくなるような道です。

身近な街の風景の中から、さりげなく切り取られた景色が、思い切り単純化され再構成されて、それでもなお画面に上に、その場の雰囲気を残すだけでなくて、滝本さんの作品に特有な新たな街の風情が醸し出されているように感じられました。元の景色は大崎なのかもしれませんが、エッセンスのみ取り出すことで、誰にとっても身近な街かどの風景に重ね合わせることができそうです。