酒井香奈展-かぜが吹くとき-に行ってきました
酒井香奈展–かぜが吹くとき–を見に、かわかみ画廊に行ってきました。
地下鉄千代田線の表参道駅で下車、A3出口から、善行寺への入口を左手に見ながら、青山通をまっすぐ歩いてゆくと、ほどなく、酒井香奈展の小さな看板をみつけました。
建物の中に入って、両側に並ぶ店を過ぎ、一番奥の左側に個展の会場に入ると、早速、作家の酒井さんと、ギャラリストの川上さんが迎えてくださいました。入り口を入って、すぐ左手の壁には、アクリルケースに収められた、縦長の絵が展示されていました。
暗い画面の上から、明るい下にむけて、何かが落ちてくるようにも見えます。「滝のようにも見えますね」と作家の酒井さんに尋ねたところ、これは雪をイメージしたもので、作品のタイトルは中谷宇吉郎の「雪は天から送られた手紙である」という言葉からとられたとのことでした。
酒井さんによると、制作は、まず画面を石膏で下塗りをして、その上から色をつけて、描いてゆくのだそうです。手法としては、中世のテンペラ画と同じなのだとか。時には、指を使って直接画くこともあるそうです。そのほうが、作者の思いが直接、画面に伝わるのかもしれませんね。
製作手法によるものか、絵の具の色のにじみかたが独特で、自然なグラデーションから心地よさを感じました。優しい色使いとあいまって、心穏やかな世界が広がっているように思いました。



