第50回記念かわさき市美術展に行ってきました

第50回記念かわさき市美術展を見に、川崎市民ミュージアムに行ってきました。
JR南武線の武蔵中原駅の駅前から、武蔵小杉行のバスに乗って、市民ミュージアム前で下車、森の中の小道を抜けて美術館の入り口に出ました。
美術館の中のホールを抜けて、トンネルのようになっている通路を抜けて、会場の企画展示室2の前に出ました。同時開催は、川崎フロンターレ展。川崎フロンターレのホームスタジアム、等々力陸上競技場も、同じ等々力緑地の中にあります。

Kawasaki_50th_01 美術展の入口

受付で、名前を書けば、展示室内で作品の写真を撮影しても良いそうです。名前を書いて、撮影許可を示す名札をいただきました。

さて、今回は、第50回を記念して、50回記念特別賞が設けられたようです。

Kawasaki_50th_02 黒沢進士さん鬣ドリームアクリル, キャンバス

昨年5月に自由が丘駅前のギャラリーで個展気顔絵展を開催されていた黒沢進士さんが50回記念特別賞を受賞されていました。今回もお得意のライオンですね。いつにも増して、目に力が感じられます。心なしか、顔も自信に満ち溢れていて、いかにも百獣の王ライオンの余裕が出ています。でも、たてがみを良くみると、たくさんの小さいお花が描き込まれていて、いかにも黒沢さんらしい、やさしさが伝わってきました。ライオンが、お花畑の夢を見ているのでしょうか??黒沢さん、おめでとうございます!!

動物の顔、といえば、こちらの作品も迫力がありました。

Kawasaki_50th_03 山崎来さんSPECIES

6種類の動物の、それぞれの真摯なまなざしに、こちらの心を見透かされているようで、思わず、襟を正してしまいました。

うって変わって、心がなごむ風景です。

Kawasaki_50th_05 千葉純子さん夫婦岩絵の具, その他

稲刈りでしょうか? 農作業に励む夫婦を描いているようです。手前の黄金色のグラデーションに思わず引き込まれてしまいました。そういえば、神奈川県美術展で拝見した三崎口という作品の、スイカとカボチャを売っているおばあさんも、ほのぼのして良かったです。

Kawasaki_50th_06 茂木菜菜さんSpace air油彩, キャンバス

白いぶつぶつした表面の惑星の向こうに、はるか宇宙の星々が広がっているようです。構図としては、サン=テグジュペリ作星の王子さまの表紙を思い出しますが、画面としては、左上と右下が欠けている。同じサイズのキャンバスを2枚、段違いにしてい描いているんですね。それにしても、欠けている部分はどうなっているのかな? 思わず好奇心が刺激されてしまいました。

Kawasaki_50th_07 乕谷孝子さん夕色の頃水彩, 和紙

徳利にも見えるし、人にも見える。存在感があって、やすらぎも感じました。和紙に水彩とのこと。優しい色合いですね。

Kawasaki_50th_08 磯野悦郎さん地霊水彩、和紙

磯野さんも神奈川県美術展で地霊KUMAMOTOという作品を拝見しました。確か、和紙にモノタイプという版画の手法で制作されているそうです。平面作品なのに、なぜか立体的に見えるのが面白いですね。同じ手法、同じモチーフが繰り返されるという点で、前の作品との連続性を感じました。地霊というのは、地下の巨大エネルギーを指すのでしょうか? 今年2017年も、地震災害への備えを忘れないようにしたいと思いました。

今回も入選・入賞作品集のPDFをダウンロードできますよ。また、会場では50回記念誌も配布されていました。昭和42年(1962年)から始まったそうで、これは、神奈川県美術展の開始とほぼ同じ時期にあたるそうです。歴代の最優秀作品(ほとんどの作品は、川崎市市民ミュージアム蔵のようです)の写真が掲載されています。