滝本優美個展 「いろとかたちあそび」 を見てきました
滝本優美個展 「いろとかたちあそび」 を見に、大船フラワーセンターに行ってきました。JR東海道線の大船駅からバスで5分ほど、岡本というバス停の近くの日比谷花壇大船フラワーセンターに着きました。ちなみに前回、滝本さんの個展は、昨年8月、銀座の画廊でした。

絵を展示したり、鑑賞したりするのは、美術館やギャラリーに限る、という法律や規則があるわけではないので、別に植物園でも構わない、とは思うのですが、果たして今回の個展はどんな風な展示になっているのでしょうか?
園内に入って、右側に歩いていくと温室がありました。この温室、グリーンハウスの中が個展会場らしいのですが…。本当にやっているのかな?

温室の中に入ると、いろいろな植物に交じって、滝本さんの個展の案内板がありました。

今回の展示では、あえて作品のタイトルは表示しないことにしたのだそうです。確かに、作品名を見てしまうと、安心して、それ以上絵を良く見ない、という傾向はありますね。

作品の展示風景
面白いのは、温室の中の植物には一つ一つ、名前が表示されていることでした。植物園だから当たり前なのですが…。植物も、名前を知って安心してしまうと、それ以上は良く見ない、という傾向がありそうですね。逆に、実物の睡蓮を見ながら、モネの絵を思い出したりしました。
滝本さんの絵からは、一体、何を連想するのか? いつもはタイトルを手掛かりにして、考えたりしているので、タイトルがわからないとなると、これは作品一点、一点、出たとこ勝負ですね。

広い温室の中で、作品はゆったりと、さりげなく展示されていました。ところどころ、椅子やテーブルもあって、休憩もできるようになっています。いつの間にか、いちいち作品と勝負しても仕方がないや、という気分になってきました。

と思っていたら、こんな展示場所もありました。温室の天井から、作品が紐でぶら下げているようです。満開の桜、あるいは満開のバラの花を連想しました。上のほうの作品はちょっと見ずらいのですが、作品数の多さは圧巻です。展示の仕方もアートですね。

作品の展示風景
直射日光が表面で反射して作品が見にくいとか、日光や温度で作品が劣化してしまうのではないかとか、もともと建物が作品を展示するようにできていないとか、心配すればきりは無いかもしれません。それでも、アート作品を植物園で鑑賞するのは、美術館やギャラリーとは違う気分や、面白さが、味わえるような気がしました。
調べてみると、例えば、ニューヨーク植物園でも、しばしば現代アートの展示会が開催されているようです。ちょっとスケールが違うようなので、あまり比較にはならないかもしれませんが…。
アート作品にとっても、植物園にとっても、まだまだ新しい可能性があるのかもしれませんね。まだまだ、やらなければならないことが、沢山ありそう、という意味かもしれませんが…。