佐藤太清賞公募美術展に行ってきました

佐藤太清賞公募美術展を見に、横浜の赤レンガ倉庫に行ってきました。

みなとみらい線の日本大通り駅を出て、横浜税関の建物の横を通りすぎ、海沿いの道を行くと、赤レンガ倉庫が見えてきました。

Sato_Taisei_01s 赤レンガ倉庫

赤レンガ倉庫の建物の中に入ると、2階に上がる階段の下に第16回佐藤太清賞公募美術展の案内板を見つけました。佐藤太清賞というのは、京都府の福知山市が主催する、若手を対象にした絵画の公募展だそうです。入賞、入選作品の展覧会は、福知山市、横浜、東京、京都、名古屋と巡回予定です。

透明な床の階段を2階に上がると、いかにも倉庫といった感じの展示会場が広がっていました。受付の方に伺ったところ、作品の写真を撮影しても良いとのことでした。(もっとも、展示されているすべての作品が掲載された図録が、無料で配布されていましたが…)

Sato_Taisei_02s 階段下の案内版

公募展の審査は、日本画の部絵画の部に分かれていて、対象年齢が異なるようです。だいたいですが、日本画の部は27才以下、絵画の部は20才以下に相当するようです。そのためか、日本画の部のほうが、ちょっとだけ技術的には上手な作品が多かったかな、というような気がします。

まずは、日本画の部から気になった作品2点をご紹介します。

Sato_Taisei_03s 松本啓希さん、大鷹

この鷹の絵は、眼の鋭さ、足の爪の鋭さ、広げた羽の力強さから、これから羽ばたこうとする並々ならぬ強い意志を感じる作品でした。

Sato_Taisei_04s 菊地貴子さん、廻る

こちらは、ウミガメが2羽、上向きと下向きにゆったりと泳いでいます。カメといっしょに海中を浮遊しているような感覚を覚えました。

次に、絵画の部からも、気になった作品を2点、ご紹介します。

Sato_Taisei_05s 近藤詩月さん、居場所を求めて

少年の背後の雲が、もくもくと湧きあがり、クジラの形となって現れました。もしかすると、少年の心の中では、大きな志が湧きあがってきたのかもしれません。

Sato_Taisei_06s 清水結衣さん、ふたりぼっち

こちらは、宙を泳ぐクジラが、月に向かって、ふたりぼっちと言っているようです。大きな志をもちつつ、一人、夜空の月に向かって語りかけるのは、長い人生の中でも貴重な時間なのかもしれません。