ジョン・C・ウェバーさんの講演を聞いてきました
土曜日, 4月 16th, 2016ジョン・C・ウェバーさんの日本美術コレクションに関する講演を聞きに、国際文化会館に行ってきました。
Attended the lecture of Dr. John C. Weber about his Japanese Art Collection held in International House of Japan.
地下鉄麻布十番駅の7番出口から出て、鳥居坂下交差点を右に折れ、坂を上っていくと、左手に国際文化会館の入口が見えてきました。とは言っても、さらに敷地の入口から、建物の入口まで曲がった坂道を上ります。
国際文化会館の中には図書室があって、図書室の一角でウェバー氏の講演会が開かれました。参加者は30人ほど。
講演は、2015年9月から12月にかけて滋賀県のMIHO MUSEUMで開催された、ウェバー・コレクション展で展示された主な作品を、スライドを見ながらご本人が解説するという形で行われました。
“A New Yorker’s View of the World” is the title of catalog for the exhibition “The John Weber Collection” held in September to December, 2015 in MIHO MUSEUM, located in Shiga Prefecture, Japan.
ウェバーコレクション展の図録表紙/Cover of Catalogue
ウェバー氏は、ニューヨークのコーネル大学メディカルカレッジで長年にわたり解剖学と医療用画像処理を教えられ、またニューヨーク病院副院長も務められた方。トライアスロンの競技にも参加されているアスリートでもあるそうです。
ウェバー氏が最初に購入されたのは、歌麿の扇に描かれた美人画『扇屋花扇図』。オークションに出品されていたもので、最初は、とても落札など無理とあきらめていたところ、初日は不調に終わったため、幸いにも二日目に落札できたとのこと。「コレクターにとって、作品購入は終わりではなく、始まりに過ぎなかった」と、振り返っておられました。
ウェバー氏は歌麿の絵に描かれいた日本の着物の柄に興味をもち、その後、着物のコレクションにも取り組みました。着物の絵柄がこれほどバラエティーに富んでいることを、氏のコレクションから教えられるように思いました。ミッキーマウスの絵柄や、テニスラケットの絵柄は、「異文化交流の影響をみることができて興味深い」のだそうです。ちなみにテニスラケットのデザインは、当時、皇太子と美智子様のご結婚を祝して作られたらしいとのこと。
He likes Kimono with a design of Micky Mouse and a pattern of tennis racket, because they are showing influence of cross cultural interaction between classical Japan and modern Western Countries.
ウェバー氏の日本美術コレクションには、川瀬巴水、安井曽太郎や猪熊弦一郎など、近代的な絵画も含まれていました。特に川瀬巴水の作品『十和田湖』は、版画ではなく、肉筆の風景画であるところが珍しいそうです。
縄文土器から、ミッキーマウスがらの着物まで、ウェバー氏の日本美術コレクションの時期は多岐にわたっていますが、もし、若手作家による現代アートを加えられたら、さらに魅力的なコレクションになるように思われました。
While the collection is widely ranging in period from Jomon pottery to Micky Mouse Kimono, it might be more attractive with additonal collection of contemporary fine arts by young Japanese artists.

