岡本太郎とメディアアート展に行ってきました
岡本太郎とメディアアート展を見に、川崎市岡本太郎美術館に行ってきました
「岡本太郎とメディアアート展」を見に、川崎市岡本太郎美術館に行ってきました。今回は、生田緑地の正門からではなく、反対側の西口から入ってみました。ちょうど紅葉のシーズンで、落ち葉が階段に落ちていてきれいです。階段をおりていくと、芝生の広場の向こうに、白い「母の塔」が見えてきました。「ベラボー」な大きさですが、すっかり生田緑地の森に溶け込んでしまっています。まるで100年も200年も前から、そこに立っていたかのようです。

美術館の入口の反対側、カフェの前あたりに、なにやら赤いヒトデのような形の巨大なオブジェが置いてありました。真ん中に目のようなものが付いていて、機械仕掛けで、目が閉じたり開いたりしています。岡本太郎が考えた「パイラ人」という宇宙人をモチーフにして、現代作家の高橋士郎さんが手がけたものだそうです。

今回の「メディアアート展」では、展示会場での写真撮影が可能とのことでした。いつもは、常設展の会場となっているところで、企画展示が行われていました。現在、本来の企画展示室は工事中のようです。立体作品が展示してあるスペースには、岡本太郎の作品にプロジェクションマッピングの映像が投影されていました。色やパターンが時事刻々と、変化していきます。もともとは「樹人」という作品だそうですが、新しい技術との組み合わせで、新しい作品に生まれ変わったかのようです。この作品を制作したP.I.C.S.TECHというグループは2012年東京駅の3Dプロジェクションマッピングも手掛けられたとのことです。

その近くには、光を発している別の作品がありました。この作品は、岡本太郎が生前、名古屋のデパートの外壁の装飾をデザインしたものを再現したものだそうです。

会場の出口付近には、実際に名古屋のデパート、オリエンタル中村百貨店、の装飾に使われたときの写真が展示されていました。比べてみると、確かに同じ作品です。デパートそのものは、今はすでになくなっているようですが、アート作品は形を変えて残っていくのですね。

岡本太郎といえば、油彩画や、レリーフ、立体作品など幅広い分野の作品を残しています。今回の展示でも、油彩画やレリーフの作品も展示されていました。昔の手法と、今の手法を比べてみると、どんなに新しい技術を使ってみても、「本質的には岡本太郎はやっぱり岡本太郎」との印象を受けたので、少々驚きました。

「油絵とか、彫刻とか、表現の手法そのものが問題なのではない」、それ見たことか、といわんばかりの口調の、岡本太郎の声が聞こえてきそうです。今、もしも岡本太郎が生きていたなら、3次元コンピュータグラフィックスだの、プロジェクションマッピングにも、果敢に挑戦していたのかもしれません。ただし、どんなに新しい技法を使ったとしても、「あっ、これは岡本太郎の作品だ」と、すぐにわかってしまうんだろうなと、今回のメディアアート展を拝見して、そんなことを想像してしまいました。









































