第20回岡本太郎現代芸術賞展に行ってきました
第20回岡本太郎現代芸術賞展を見に、川崎市岡本太郎美術館に行ってきました。
小田急線の向ヶ丘遊園駅の南口の改札を出て、駅前のロータリーから続く道をまっすぐ歩いてゆくと生田緑地の入口に着きました。生田緑地の中を、右手に日本民家園、左手に宙と緑の科学館を見ながら、さらに緑地の奥に進みます。ちょっと神聖な感じのする森を抜けると、岡本太郎美術館の入口に続く階段が見えてきました。
岡本太郎美術館の常設展「みんなが見たい!太郎セレクション 2017」展をすぎると、いよいよ太郎賞の展示会場です。展示会場の入り口には、写真撮影可
、ブログへの掲載も可
、との表示がありました。
展示会場に入ると、左との壁に展示されている、大きな絵が飛び込んできました。レオナルド・ダ・ピンチの最後の晩餐
を連想させる構図です。とはいっても、登場人物は全員女性。着ているものも髪の毛の色も、かなり派手。テーブルの上に横たわっている人までいる。絵の手前には、実際にテーブルが置かれており、いろいろなものがにぎやかに並んでいます。ちょっと平賀敬の作品を連想しました。
あべゆかさん, BE GOD. 300x500x500cm, キャンバスに油彩他.
こちらも元気な女性がモチーフ。自転車に乗ったお姉さんと、ローラースケートに乗ったお姉さんのようです。よく見ると、細部には山水画のモチーフも各所にちりばめられており、近くで見ても楽しめます。おねえ山水
シリーズのようです。
奥村彰一さん, おてんば納涼図, 200 x369 x4 cm, ポリエステル画布, 墨, 岩絵の具.
部分
こちらは、何か、異国情緒を醸し出したお店のようです。店先には雑多なあやしげな商品が並べられています。よく見ると、一つ一つが焼き物でできている。碁石までが、一つ一つ焼き物でした。無用の用
を表しているようです。
福本歩さん, タオ・マーケット, 300 x500 x 150 cm, 陶, 木, 他.
碁石も焼き物
こちらには、大きな牛の絵。と、思ったら、これは版画でした。横幅が2m以上、本物の牛と同じくらいの大きさかもしれません。迫力があります。こんなに大きな版画を制作するのは、さぞかし大変だったでしょう。細部を見ても、一本一本の線が細かく彫られていたので、感心しました。
冨田美穂さん, 388全身図II, 156 x233 x3 cm, 木版画, 和紙.
牛の頭部
こちらは、古びた屋根の瓦に、一枚一枚人の顔が描かれています。瓦は一部欠けているものもあります。描かれているのは、全員、若い米軍兵士のようです。新聞記事によると、戦後の占領軍の兵士を描いたものが70年ぶりに見つかったもの、のようですが、本当かな??
ユアサエボシさん, CHQ PORTRAITS, 323 x442 x4.5 cm, 水性塗料・瓦
部分. 女性兵士もいるようです.
新聞記事??ほんとうかな??
ここでご紹介させていただいたのは、比較的おとなしいものばかり。岡本太郎の何だこれは?
の精神と、爆発するようなエネルギーが、生田の森の奥に、まだまだ元気に息づいているようでした。
なお、全入選作品(26作品)の写真入りのパンフレットが配布されていました。
